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「これで……決まり!」 体が小さいという、レスラーとしての大きなハンディをカバーするために磨いてきた。繰り返し繰り返し、ただひたすらにひたむきに、この瞬間のため。明らかにグロッキーな結城千種の、その側頭部へ右足を蹴り込んだ。が、 「えっ……!?」 手応えがある筈のタイミング、一瞬止まるはずのその時は訪れず小早川志保は半回転して止まる。 「……あっ……!」 思った瞬間、自分の体が宙に浮いた。とっさに顎を引く。次の瞬間両肩に衝撃。 「……」 「トゥ〜〜ッ!」 ばんという音と共にビブラートの効いた声が耳に届く。 (あれ、2って……) (2……) (……!!) 小早川は身体を捻る。三つ目の音、自身にとっては二つ目のそれは聞こえなかった。代わりに大きな歓声が会場に響いたのだが、それが届いたかどうか。 「ツーなの!?」 「ツーだ!」 (こうして見るとホントうさんくさいよね、はは……) 正座の姿勢で指を二本立てて抗議の声をあげる結城と見慣れた緑の覆面の男を見ながら、 (まだ、いけるね) わざとでもないが大げさにふらつきながら小早川は立ち上がる。そこへとどめを刺さんと向かってくる相手。 (へへ、引っ掛かった) 「ね!」 「えっ!?」 もう一度大技JOサイクロンを狙ってきた結城の首を掴んでくるりと丸め込む。ライトに照らされた、自分の下の相手の顔に一瞬影が差す。背中に空気が流れるのを感じる。レフェリー……DENSOUが大きな動作で上を飛び越えたのだった。 「ワ〜〜ン、トゥ〜〜ゥ!」 「くっ!」 わっと歓声が上がる。とっさの首固めは2.5でキックアウト。 小早川は落胆するでもなく抗議するでもなく、相手の持ち上げる力に逆らわず真横に一回転し立ち上がる。 「これが本命、なんだよっ!」 小早川の時が、今度こそ一瞬止まる。右足の先に結城の顔が見える。その右足と共に相手の体が同じ方向に倒れる。自らの足が身体に掛ける力に逆らわず半回転すると、そのまま背中を預けつつ結城の左足を取り片エビに、思い切り体重を掛け固める。 照明が眩しい。小早川は目を細める。それが遮られる。再び自分たちの上を覆面の男が飛び越えていったのだ。小早川は目を閉じ、さらに力を込める。どん、と音がし、 「ワ〜〜ン!」 (DENSOUさんのフォールって三つ入った時さ) 「トゥ〜〜〜!」 (飛んだ分もあわせて四回叩いたように聞こえるんだよね……今で三つ) (……四つ目) 不意に体が跳ね上げられる。 (あれっ!?) 慌てて覆面の男を見ると指を三本立てて、 「三つ入ったよね!?」 「ノー! ツーだ!」 「うそっ!?」 「ツーだ!!」 「ウソでしょ!?」 「馬鹿野郎!」 その瞬間我に返る。 (しまった……!) 振り返った瞬間、左頬に衝撃。そのまま前屈みに両腕を極められる。首に衝撃。 「あれ……?」 「スリーカウント入るまでがプロレスです、っていつも言ってるだろHAHAHA!」 「聞いた事無いよ! ……あたしどうなっちゃったの?」 「16分11秒、タイガードライバーで結城千種の勝ち、だな」 「……そっか、負けちゃったのか」 DENSOUははいつものように鼻をいじりながら、 「一回転捻りで派手にフォールやったんだが気付かなかったな。まあお前は良く頑張ったよ」 「……悔しいなあ、シンさんと柊さんにも応援してもらってたのに」 「応援ってあれか、みゅ〜んとか競馬で負けたパゥワ〜云々とかか」 「あ、あれはマイナス×マイナスでプラスって意味だと」 「こんな記事を上げてくれた人もか?」 「え、えっと」 「うぅおおおお〜〜! 貴様らがぁ〜〜!」 この後、DENSOUはレッスル史上もっともヘタレボスの烙印を押されることになる。 レッスルエンジェルス愛・1200の無様day(完) なんかようわからん記事ですが、二次リーグ負けました。決勝に進むLACUSさんには是非とも頑張って頂きたい所です。 あとですね、応援コメント下さったシンさん柊さんに含む所はありません、あくまでネタです(わかりにくいですが) だがJUMP、テメーはダメだ(笑) ま、そんなカンジで。正直勝ちたかったなあ。 |
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アッシマーを落としたから見に来ました。つうか、長っ! |
邪リド・メサ 2009/11/09 00:49 |
このヤローッ! 小早川を舐めんなよ! |
ツォン 2009/11/09 22:03 |
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