テーマ:リプレイ

カタラータ・カルパ物語 ~1年目12月(その3・了)~

早朝の練習を終え、社長は手狭なオフィスの一角へ 腰をおろす。デスクの上にはいつも通り朝刊が置いてある。 それを何気に手にとり開こうとした時秘書が部屋へ入ってくる。 「社長、おはようございます。お聞きになりましたか?」 「ああ、おはよう。で、何をだい?」 「やはり御存知ありませんでしたか。選ばれたんですよ!」 「んー、もう…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目12月(その2)~

ジムの扉にある小さな擦りガラスの小窓から ぼんやりと灯りが見える。 「昨夜は消えていたはずだが?」 取っ手を引くと扉はゆっくりと開いた。隙間から乾いた音が洩れ出す。 なんとなく、その邪魔をするのを憚れたか若き社長は そろりとジムの中に足を入れる。その後音の主を確認し、 「斉藤か、ずいぶん早いじゃないか」 そ…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目12月(その1)~

「彰子ーッ!」 リング下からミミ吉原が悲痛な叫び声を上げる。 吉原の動きを封じているガルム小鳥遊に肘を落としながら、 「離せ、離しなさいよ!」 「離せと言われて離す馬鹿がいるかよ、いるかってんだよ!」 「……ッ……!スリー!!」 新女のレフェリー、ジャガー伊賀が三つ目のマットを叩く。 それと同時に満員の観衆の9…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目11月~

「お~い、邪魔するぜ、HAHAHA!」 「邪魔をするなら帰ってくれないか?」 「あいよ~! ってお前も言うようになったじゃねえか!」 マスクの鼻を気にしながらHAHAHA!とカルパッチョ真岡は笑う。 そのまま近くの椅子を引くと社長のデスクの前にどかりと座る。 「なんだよ、ご機嫌斜めっぽいな? 何が気に入らねぇんだ?」 …
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鯉の滝登り

さて、別データでファイナル制覇したし告白ラッシュも ちゃんと動画に取っておいた。最後にコバが出てきて 超ハッピーエンドやんか。 さあ、リプレイの続きやるぞー! と考えていた時期が俺にも(ry えへへ、セーブデータ間違えて上書きしちゃった。 やっちゃったものは仕方がないので今からやり直してきます。 や…
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やっぱりファンタジーがないといけない

まあ補足説明というか言い訳と言うか。 ウチの選手、やたらと社長に手を上げます。 今後も多分、そんなムーブが多くなる気もしてます。 普通に考えて、雇用主に手を上げるなんて事があったら 社会問題ですよね。いや、どんな社会的な力関係があっても 手を出した方が悪いと、それが当たり前ですよね。 それはわかっててもウチのミミ…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目10月~

「よりにもよってこのタイミングでこんなオファーが……」 社長が頭を抱えていると、ノックの音。 「……どうぞ、開いてるよ」 「失礼します」 「ミミさんか。ちょうど良かった。貴方に話があったんだ」 ミミ吉原は丁寧に扉を閉め、雇い主の座るデスクに丁度三歩の位置で 足を止め、 「社長の仰りたいことはわかっているつも…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目8・9月(その2)~

「社長、どうにか黒字にはなりましたが……」 関東七県に新潟県を合わせた八興行のレポートを眺めていた社長は、 「入りは四割から七割、か。」 「惨敗です。申し訳ありません」 謝罪の言葉に社長はレポートから顔を上げ、 「いや、貴方たちはよくやってくれたよ。急な話だったのに  見事会場を押さえてくれたし、現場でもよく…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目8・9月(その1)~

7月に続き8月・9月と立て続けに新人を獲得したカタラータ・カルパ。 社長室では社長と秘書が雑談をしている。 「なかなか面白そうな子が来たね」 「そうですね」 まずやってきたのは柳生美冬。 「『賊が軍門に降ったと聞いて興味が湧いた』と来た時には驚いたな」 「私は壁に飾ってあるペナントに文句をつけた方が驚きましたよ」…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目7月~

ある日の午後、オフィスの電話が鳴り響く。 「はい、カタラータ……っととと」 霧子は慌てて受話器を耳から離す。電話口の向こうからは けたたましい笑い声が響いている。 その声が一段落したのを見計らって再び受話器に耳を当てる。 「真岡さんあなたね、どこウロウロしてるのよ!  大体雇われたって来たきり一度も姿を見せないな…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目6月~

「新女もパラシオンも人を集めてるねえ……」 報告書を退屈そうに眺め男は一人呟く。 その中には秘書が惜しいと言っていた人物の名も垣間見える。 「ま、それぞれの育成手腕に期待だな。強くなってくれれば良いが」 ぶつぶつ言っていると、扉をノックする音。 「霧子くんがノックするとは珍しいね。どうぞ、開いてるよ」 「失礼…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目5月~

話に入る前に訂正をば。 旗揚げ戦を行わないと海外遠征が出来ないようなので TWWAとの提携はやめる事にしました。 ---------------------------------------------------- 社長 「ミミさんお帰り。事情が変わって無理な行程になったけど」 吉原 「いえ、試合は確かに出来ま…
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カタラータ・カルパ物語 ~1年目4月~

「ミミさん、ウチの設備はどうかな?」 「正直驚きました。特にジムが充実していますね」 「そこは一番気をつけたところだからね……。  宿舎に不満はない?」 「東京から栃木という事で心配はしていましたが、宇都宮の  駅からも近いしそれほど不便を感じないと思います」 「それは重畳……」 言って男は煙草に一本火を点ける。 …
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カタラータ・カルパ物語 第0話(その4)

「ああ~、やっぱり逃げられちゃったじゃないのよぉ~」 事務所で書類をダンボール箱に詰めながら一人嘆く秘書。 「無理矢理にでも面接させれば良かった~」 霧子は応募された書類を眺め、今日何度目かわからぬ溜息をつく。 高知・山口・埼玉・福岡、その上アンドロメダからも応募が来たのに。 『逃した魚は大きいわ』などと一人ごちな…
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カタラータ・カルパ物語 第0話(その3)

「あなたですか、私に用というのは」 「いやー、すみませんねお忙しいところ」 言葉とは裏腹に少しも済まなさそうな風の男を見て、 「いえ、そんな事もありませんよ。それでご用というのは?」 こういう仕事をしていると、土地の有力者やなんやらと強引に アポイントをねじ込んでくるものだ。バックに誰が居るのか問われた者は 聞い…
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カタラータ・カルパ物語 第0話(その2)

「しゃちょーっ!」 普段冷静な秘書が珍しく大きな声で入ってくる。 「んー、ノックくらいしたまえよ」 「ノックしないと困ることでもあるんですか!?」 「いや、ないけどさあ……」 社長室と聞こえはいいがその実、雑居ビルの一室。 社長と呼ばれた男は週刊のプロレス紙から目を離し、 「珍しく興奮してるねえ。何かあった…
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カタラータ・カルパ物語 第0話

栃木県日光市。那智の滝・袋田の滝と共に日本三大名瀑として 名高い華厳の滝。爆ぜる水飛沫が小雨のように降り注ぐも 男は微動だにせずそれを眺めている。 「こちらにおられましたか、社長」 ああ、と返事はしたが社長と呼ばれた男は振り向きもせず滝を眺めている。 「社長はここがお好きですね」 「あの滝を登ってみたいとは思わん…
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コーチだよ

「うぅうううおおぉぉぉーーーっ!」 今日もDWPの道場に真田の叫び声が響く。 「HAHAHA!真田は相変わらず元気だねえ!」 秋山の打撃練習のため、ミット打ちのパートナーを務めているDENSOUが笑う。 秋山はミットを打つ手を止め、息を整える。 「ふぅ……。美幸ってばいつも『ブッ倒れるまで練習するッス!』なんて…
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わたしのスピードで

「はぁ~……」 秋山美姫は大きなため息をついた。 それを聞いてサンドバッグを蹴りながら真田美幸が声を掛ける。 「練習は始まったばかりッスよ。もう疲れたんスか?」 秋山は真田の方を見ず、大きく頭を振って答える。 「そうじゃないよ。ただこのままでいいのかな、って」 「それって……」 真田は揺れているサンドバ…
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まっさらな未来

夏のある日曜日。 この日、福島県でDWPの所属選手によるサイン会があるとテレビで告知されていた。 小早川の住む場所からさほど遠くない場所で行われるという事もあったし、 何より優香も参加すると発表されていたので、彼女は行ってみることにした。 DWPは福島県を本拠にしている関係上、比較的東北地方では人気がある。 旗揚時から…
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夜更かしも程々に

「う~ん、眠れないなあ」 真っ暗な部屋で少女が一人呟く。 明るくても暗くてもどこでも寝られるよ!などと普段言っているのに 今日に限っては眠れなかった。明日からまた学校が始まるというのに。 しばらく寝返りを打ったり姿勢を変えたりしてみたが、いつもは横になれば すぐに襲ってくるはずの睡魔は一向に訪れる気配がなかった。 …
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