カタラータ・カルパ物語 ~1年目5月~

話に入る前に訂正をば。

旗揚げ戦を行わないと海外遠征が出来ないようなので
TWWAとの提携はやめる事にしました。

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社長 「ミミさんお帰り。事情が変わって無理な行程になったけど」
吉原 「いえ、試合は確かに出来ませんでしたけど、設備の方は
    使わせてもらってきました」

そう言うと吉原は大きなかばんからなにやらごそごそと取り出す。

吉原 「お話の前に、はいお土産です」
社長 「設備の話だけでも十分だったのに変な気を使わせたね。
    でもありがとう……ってこれナニ?」

手渡されたそれには三角形の布地に星条旗が印刷されている。
妙に大きいが、それはアメリカ製だからだろう。

吉原 「ペナントですよ。お土産の定番。こっちの『GUTS』って彫ってある
    チェスの駒の置物の方がいいですか?」
社長 「……いや、これでいいよ。ありがとう」


次の日、社長室に血相を変えて霧子が飛び込んでくる。

霧子 「しゃちょぉーっ!どういう事ですか、先月に引き続いてジム増設って!?」
社長 「ノックくらいしたまえよ」
霧子 「ノックして欲しいなら扉は閉めておいて下さい!」
社長 「なんだよ、怖いなあ……」
霧子 「そんな事より!」

ばん!と社長の机を叩く。ペン立てが倒れてボールペンが転がり落ちた。

社長 「あーあーあー、乱暴だなあ」

社長はペン立てを元に戻し、ボールペンを拾い上げる。
ペンはそのまま男の手の上でくるくると回転を始める。

社長 「先行投資だよ、先行投資。あー待って、聞いて。
    先月まで位の規模のジムでは手狭だし、機材も足りない」

霧子は黙って聞いている。回転するペンが少し気になるようだったが。

社長 「そこで少し値は張ったが拡張する事にした。
    いまの設備なら二人までは面倒を見ることができるしさ」
霧子 「その為に吉原選手をアメリカへ?」
社長 「そういう事。練習はウソを吐かないからさ」

社長の手からペンが落ちる。それを再び拾い上げると、

社長 「それに、一人だけ構ってたらもう一人がやきもち焼いちゃうでしょ、フフ」
霧子 「そうかもしれませんねえ」

大根役者のように秘書が答える。

霧子 (まあまだ余裕はあるし好きにやってもらいましょう)


その頃、新しくなった道場で斉藤が早速トレーニングをしている。

斉藤 「吉原さんに励まして頂いた。頑張らないと!」

レッグエクステンションをする斉藤の傍らにはルークの駒が置かれていた。


1年目5月結果

 吉原……特訓
 斉藤……特訓
 設備拡張……ジム設備1→2

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