暴風神父

東京都内C区 田宗女子プロレス事務所

ジーナ「あ、あの、ボス…」

おずおずとジーナが入ってくる。

ツォン「お、なんやジーナ」
ジーナ「え、えっと…」

しばらくもじもじと言い辛そうにしていたジーナだが、意を決したように

ジーナ「ボ、ボス…わたし、勝てますか…?」
ツォン「………」
ジーナ「わ、わたしでも強くなれますか?」
ツォン「………なれるよ」
ジーナ「うう~…」

みるみる涙目になるジーナ。

ツォン「お、おい、なんで泣くんや。強うなれる言うてるやんか」
ジーナ「だ、だって、妙な間がありましたし…。やっぱりわたしなんて…」
ツォン「なーにを抜かすか、ヒヨっ子ー!」

いきなり大声を出すボスに驚き絶句するジーナ。

ツォン「一日をレスラーとして過ごしとるのに何を言うとるんや!
    世の中には神父とレスラーを両立した偉大な人もおるんやで!」
ジーナ「……フライ・トルメンタ…」
ツォン「そや。ちょうどそのDVDがあるからまずは一緒に見よう。
    そしてその生き様からレスラーの何たるかを学びとるんや!」
ジーナ「は、はい!」



DVD鑑賞後。今度は笑い過ぎて涙目のジーナ。

ジーナ「あっはは…!ボス、練習しなくても信念さえあれば勝てると
    わかりました!わたしでもやれそうな気がします!」
ツォン「そや、その意気や!頑張れ…って練習せんでもええんよな…?」

二人が見たDVDは「ナチョ・リブレ」。

成瀬 「これコメディーやん。『グラン・マスクの男』見なあかんのと
    ちゃうか。ああもう、こんなまま…」

『ナチョ・リブレ』、肩の力抜いて見るには最適でした。おもろかったよ。

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